弊社製品の開発方針

省エネルギー

省エネルギーに貢献する皆さんは世の中の照明について注意深く観察したことはないだろうか。
世の中の照明には大きく分けてフィラメント電球系と放電灯系がある。
両者の違いを簡単に述べると、フィラメント電球系は同じ明るさを出すために消費電力が大きく、放電灯系は消費電力が小さいということになる。
それじゃあ世の中の照明は全部放電灯系にすればいいじゃあないかと思うのだが、放電灯器具は複雑で高いし、それに重いのだ。
その障害を取り除き、少しでも安く小型の器具を提供していくために私たちは技術開発をしている。
つまり、放電灯を広く普及させ、その結果が省エネルギーに貢献するというわけだ。

弊社の調相結合トランス型インバータは、今までのインバータの常識を変える小型シンプルな回路構成でありながら今までのインバータと同様の性能・機能が得られる特徴を持つ。


フィラメント電球 放電灯
種類 白熱電球、ハロゲン電球、豆球
フラッドランプ、店舗照明用電球
蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯
メタルハライド灯
用途 とにかく明かりがほしい
雰囲気がいいスペース
明るさ第一、オフィス、公共スペース
道路、常夜灯
点灯器具 安い、小型、簡単 高い、重い、複雑
電力消費 多い 少ない、フィラメント電球の1/5


フィラメント照明と放電灯照明

放電灯照明に関して面白い読み物が紹介されています。

 新しい課題を見出したテスラが最初に取り組んだのは、高周波を発生させるための発電機や変圧器の開発だった。
 このうち「テスラコイル」と呼ばれる共振変圧器は、すぐれた高周波発信器として無線の草創期にはよく使われ、現在も「がいし」の試験などに利用されている。
 テスラはこれらの装置で発生させた高周波を、まず照明に応用しようと考えた。
 テスラが考えた照明は、ガラス管に封入した低気圧のガスを高周波で振動、放電させるタイプで、蛍光燈やネオン管の先駆けとなるものだった。彼はこうした照明装置で科学史上の偉人のイニシャルをかたどり、自らの講演舞台を飾ったりした。
 エジソンの白熱電球に対して、放電照明を考案するテスラ。こんなところにも、両者のライバル関係があったわけである。

(新戸雅章さんのホームページ、「テスラ小伝」より)

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