PUT (Programmable Unijunction Transistor)

1.N13T1 (NEC)の製造中止について

簡単なパルス発生回路に欠かせなかったPUTであるが、国内ではNECのものが製造中止になってしまったのでもう手に入らないとの噂が広がっている。しかし、これは単に国内生産が中止になったというだけであって、海外メーカーではまだ盛んに製造されている。
ざっと見ただけでも、2N6027,2N6028,BRY56A,BRY61,CMPP6027,MMBT6027,NTE6402などの品種の製造が続いている。
主たる型番はONSEMIやNXPの6027,6028という型番が代表的である。最近ではRoHS対応(鉛フリー)も出ているということであるので健在であると見てよい。
国内で入手するにはRSコンポーネンツなどで2N6027Gと探せばONSEMIのものが入手できる。
BRY61、あるいはCMPP6027などはSMTチップパッケージである。BRY61,BRY56Aはチップワンストップで入手可能である。
N13T1のデータシートが入手できないということで調べてみたが、2N6027,2N6028と一緒に載っているところからみて、ほとんど同じ品種であるとみてもいいのではないだろうか。
したがって、N13T1の入手が困難であれば2N6027,2N6028を使えばよいということになる。

2.PUTの入手

以下、現在入手可能と思われる代表的なPUTの一覧とデータシートを載せるので参考にしてほしい。


2N6027,2N6028 ONsemiconductor
2N6027,2N6028 Motoroler
BRY56A NXP
BRY61 NXP


3.PUTによるパルス発生回路

N13T1による最も基本的なパルス発生回路を以下に示す。


R2とR3の値は小さい方がパルス発振は安定する。
PUTのパラメータの中で回路の設計に最も影響する値は Iv (谷電流)である。
R1に流れる電流は概ね最低谷電流の値と同じにすると良い。
あまりR1の値を小さくし過ぎると発振が止まる可能性があるので少し大き目が良い。
R1の適正値はPUTごとに異なるが概ね以下のとおりである。

Iv(Rg=1M) R1
N13T1 25μA 100k〜500k
N13H1 10μA 200k〜1M
2N6027,2N6028 25μA 100k〜500k
BRY56A,BRY61 1μA 1M〜3.3M



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